2012年10月11日
小田原市と同市外二ケ市町組合、大手日用品メーカーのライオン小田原工場(同市田島、従業員261人)は、市内の森林保全に協力することで合意、11日に市役所で調印式を行った。
同市がCSR(企業の社会的責任)の一環で参加を呼び掛けた。
市域全体の約4割を占める森林は、林業の低迷などで手入れが行き届かず、民有林を中心に荒廃が課題になっている。
そこで地元企業の社会貢献活動として森林保全にひと役買ってもらおうと、今回3者が協定を締結した。
対象は、同組合が管理する、「塔ノ峰青少年の家」周辺の同市久野の山林約91ヘクタール。「ライオン おだわらの森」と命名され、同工場の従業員やその家族が年に2回程度、下草刈りや枝打ち、間伐などの活動を当面3年間実施する。1回目は20日、約100人が参加して行われる予定。
同工場はこれまでも酒匂川などの清掃や絶滅危惧種のメダカの育成など、地域での環境活動に力を入れてきた。
廣實治工場長は「地元企業として森を守り、育てる活動にもできる限り協力したい」と話している。
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