2012/9/15
島根県吉賀町のIターン者有志が行う地域通貨を使った間伐材の出荷促進策に、町が出資する見通しになった。町は地域通貨の原資や木材の伐採講習の費用に約200万円を予算化。10月下旬から来年1月末まで150トンの出荷を目指す。
「木の駅プロジェクト」と名付けた6月2日から約1カ月間の試行で、柿木地区を中心に14人が約60トンを搬出。住民有志の出資金で1トン当たり3千円の地域通貨を売却価格に上乗せして支給した。長続きする制度にするため、町に出資を呼び掛けていた。
町はプロジェクトの事務局を担当するNPO法人エコビレッジかきのきむらに業務を委託。地域通貨の発行と各種講習を任せるほか、事務局員の人件費を負担する。
町は関連経費を本年度一般会計補正予算案に計上。町とNPO法人は実績を基に、来年度から制度の本格実施を予定している。
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