「森林」の作品並ぶ

20120819shinsei 

8月19日

 

8月14日から19日にかけて、西宮アクタ6階大学交流センター(兵庫県西宮市)で神制8月展が開催された。最終日の19日には、年配の人を中心に次々と観客が訪れた。

テーマの「森」をイメージした会場入り口の案内板(8月19日・西宮アクタ大学交流センター内で 撮影=片山孝章)

 同展は神戸学生制作会(神制)によって毎年2月と8月に行われ、阪神圏内の9大学が参加している。今回は「森」をテーマにした76点もの作品が出展され、最終日である今日は中高年を中心とした来場者が絵画を鑑賞する姿が多く見られた。

 竹内瑛美さん(近畿大・3年)は油絵で描いた「小さな森の」を出展。テーマである「森」をオーソドックスに表現した。油の乾く時間を除いて2日間ほどで完成したという。「使った材料の影響で「テカり」が出てしまった点で苦労したが、川に映ったものを上手く描くことができた」と話した。普段の活動では頭の中に浮かんだことをそのまま表現し、友人から「かわいい」などの声が上がるようなイラストチックな作品を描くことが多かったという竹内さん。3年生になり、おそらく最後になるであろう今回の神制8月展で、ほぼ初めて風景画に挑戦したそうだ。

 また、この展覧会に関して竹内さんは「他の人の作品もたくさん見ることができて良かった」と笑顔を見せた。今後近畿大では、文化祭に向けて大きいサイズの作品を制作するという。

【谷本美結】

UNN


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