日本の森林非常事態宣言

本当に非常事態だと危機感を持って行動をされている方はどれ程いらっしゃるでしょうか。
今、世界中で私たち人間が行ってきた活動・行動のしっぺ返しの時代に突入しているのです。
大気中のCO2濃度は上昇し続け、地球温暖化が刻々と進んできている。
地球規模で考えると大き過ぎて現実的な実感は無いかもしれない。
しかし、このまま放置してよい問題では到底ありません。
では、私たちは『何』をすべきなのでしょうか?
世界ベースで、それに最も反映される活動は『国と国、人と人の境を無くす。』だという個人的な考えはさて置き、現実的に私たちの住む日本という島ベースで考えてみます。

地球温暖化防止・低炭素社会を目指すにあたって森林分野への期待は非常に高まっています。
しかし、高度成長期を終え社会の不安定化、人口減少、更には高齢化社会と、期待とは反比例している現実があります。
特に各地山間部ではその現実に歯止めを効かす事も出来ず、崩壊の道を突き進んでいる。
金銭的な事情や利便性を求め山を下り経済活動をしてきたこれまでの時代。
山間部は『それでも何とかなっていた』などと考えていただきたくはない。
その現実逃避が非常事態宣言としてやって来てしまったのです。

農林水産省林野庁、「森林関係の地球温暖化対策を考える会」が決議文を発表致しました。
林野庁: http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/kikaku/120720.html
『日本の森林非常事態宣言』
URL:http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/ontai/index.html
これは決して林業の衰退をどうにかする為の対策で考えられた事ではありません。
今一度、私たちが生きて行く為に、子孫へと命を繋ぐ為に、未来が楽しみだと思える世の中になる為に考え行動してみて下さい。
このままでは本当に様々のモノ、事、人までもが滅んでしまう。
ついには地球そのものまでもが。
そんな未来に何の楽しみや生き甲斐をを感じ人生を全う出来るであろうか。
大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、決して起こり得ない事ではないと感じてほしいのです。
Forest Bankはそんな危機感を持って未来を切り開いて行く次第です。

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