2012/7/24
徳島県森林審議会(会長・和泉隆啓県森林組合連合会理事、10人)が23日、県庁であり、県が本年度中の制定を目指す「徳島県県産材利用促進条例(仮称)」のあり方について素案を示した=写真。審議会は9月下旬に飯泉嘉門知事に答申する。
素案は、県が2010年に策定した「とくしま木材利用指針」に沿う内容で、具体的な取り組みとして▽県産材の加工流通体制整備や新用途開発など安定供給と利用の推進▽県施設の木造化▽県産材を使うメリットの普及啓発-など6項目を掲げた。6月に県内3地区で開催した地域意見交換会の結果や、県民と関連団体を対象に行ったアンケート調査の結果も報告された。
委員からは「県産材の利用促進を通してどのような社会を目指すのかという理念が明確でない」「森林整備や海外への販路開拓について具体策が提示されていない」などの意見が出された。
県は素案について7月末からパブリックコメント(県民意見)を募集。11月定例会での条例案提出を目指す。
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