2012.6.14
■仲立ちの鳥銀、10台購入
電動バイクの製造を4月から鳥取市で始めた「デンバジャパン」が、鳥取県と「とっとりの森『カーボン・オフセット』パートナー協定」を締結した。これから販売する電動バイク1台につき50キロ分の二酸化炭素排出権を、県からカーボン・オフセット・クレジット「J-VER」を購入する形で取得する。
県のJ-VERは、県有林を整備することで増やした二酸化炭素の吸収量が換算されているクレジット。販売した「収入」は、新たな森林整備に使われる。これまでに11社2団体と契約を結んでおり、今回で14件目となる。
今回の契約は、県J-VER地域コーディネーターの鳥取銀行が仲立ちして成立。デンバ社側としては、二酸化炭素を排出せずに走行する電動バイクに、カーボン・オフセット・クレジットを付加することで、環境に優しい乗り物であることをさらにアピールする狙いがある。
最低でも3600台分の180トンを購入する契約となっており、鳥取市の県知事公邸で行われた調印式では、同行の山下恭史常務の立ち会いで、同社の寺澤秀樹社長と平井伸治知事が協定書にサインを交わした。
一方、協定締結に合わせて、同行は同社の電動バイク10台を新たに購入した。「カーボン・オフセット・クレジット付き」バイクの販売契約第1号で、同行は県内の支店などに配備する計画。フル充電で約60キロ走行でき、営業の外回り用には十分としている。
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