日田の森林管理署、県産材使用で建て替え

2012年06月13日
Лесные пожары в Красноярском крае
 日田市中城町の九州森林管理局大分西部森林管理署が、県産材をふんだんに使って48年ぶりに建て替えられている。柱の連結にボルトを埋め込んで樹脂で固める耐震性の高い工法を採用した木造平屋建て新庁舎は、9月末に完成する。
 鉄筋コンクリートの旧庁舎を解体し、跡地に建築中だ。工事現場はスギの柱が林立し、屋根部分は水平筋交いが幾何学模様を描く。この柱は同管理署管内の国有林の間伐材が使われている。玄関ホールや署長室の床には、丈夫で傷が付きにくい「60%圧密スギ床材」を使う。建物の広さ444平方メートル、木材総量は約100立方メートルという。
 森勇二署長は「森林・林業に携わる役所にふさわしい木造平屋建ての庁舎であり、県産材のPRに努めたい」と話している。
 当初計画は予算約9千万円で6月の完成予定だったが、地盤の補強などの設計変更があり完成が延びた。その間、近くのビル6階が仮庁舎になっている。
(堺謙一郎) asahi.com


タグ: ,