2012.6.1
米海洋大気局(NOAA)は5月31日、アラスカの観測所で4月に初めて、
大気中から月平均400ppmの高い濃度の二酸化炭素(CO2)が観測されたと
発表した。北極に近いアイスランドやノルウェー、カナダなど他の6カ所でも
今春に400ppmを観測したという。
NOAAによると、2011年の世界の平均濃度は390・4ppm。北極に
近い地域は、北半球の国から工業活動などに伴い排出されたCO2が集まり
やすく、高い濃度になったとみられる。NOAAの研究者は「近いうちに
世界全体も同じ状況になる」と警告している。
NOAAによると、世界の平均濃度は、1880年代以前は約280ppm
だったが、工場や車からの排出増加に伴って年々高くなっている。
最近は毎年2ppmの割合で増えており、16年ごろには世界平均が400
ppmを超えそうだという。(共同)
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