来月、天竜区でミュージカル

2012年5月23日
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森や川の大切さを訴える手づくりのミュージカル「かっぱの総理大臣」が六月十日、浜松市天竜区の龍山森林文化会館で上演される。同区の住民らでつくる「『龍水の都』文化体験プログラム実行委員会」が主催。原作の童話は市職員の仲井英之さん(43)=同市中区=が書き下ろした。仲井さんは「子どもたちが、自然や社会のあり方を考えるきっかけになれば」との思いを込めている。

作品は、川や湖の環境を守るために選挙に立候補し、首相を目指そうとする
「かっぱのヘーキチ」と、子どもたちをめぐる物語。ヘーキチの熱い思いに触れた子どもらは選挙運動を手伝おうとするが、山奥に住む竜が自然環境の悪化に我慢できず、怒って暴風雨を起こしてしまう。

市広報広聴課に勤務する仲井さんは二〇〇九年に、市主催の「第三回森林のまち童話大賞」に「森のてんぐ屋さん」で大賞を受賞し、作品は同実行委員会がミュージカル化した。その後も仲井さんは仕事のかたわら、出勤前の早朝などに創作活動を継続。今作の原案を実行委関係者に見せたところ、上演が決まった。

中日新聞


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