2012年3月14日
森林保全活動に取り組む茅野市の住民らでつくるＮＰＯ法人「八ケ岳森林文化の
会」（中野昭彦理事長）は、同市米沢の吉田山（１１４６メートル）にある「市民の
森」の動植物や、山の成り立ちなどを紹介するガイドブック「市民の森に集う」を発行
した。
森の中で催しが開かれた時に無料配布する他、市有施設にも置き、散策や自然観察
に生かしてもらう。
製作は、同会の森林観察学習部会の女性たちが「会員が撮りためてきた写真で、
市民の森の植物図鑑を作ったらどうか」と発案したのがきっかけ。このメンバーを
中心に編集委員会を設け、昨年初めから作業に入った。
市民の森ができた経緯をはじめ、育林祭や野鳥の巣箱掛けといった催しの様子を
写真入りで伝え、散策路や道沿いに群生する樹木、季節ごとに咲く花やよく見られ
る場所も記した。１９５種類の草花や樹木をカラー写真で紹介。名前の由来や似た種
類との見分け方も付け、毒があったり、かぶれたりする物が分かるようにもしてい
る。
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