2012/03/14
県立静岡がんセンター研究所(長泉町)は、森林浴などで代表的な香りの成分
「α(アルファ)―ピネン」を含んだ環境下で、マウスに移植したがん細胞の増殖
が約40%抑制された研究結果を医学生物系英文誌「バイオメディカルリサーチ
2012年2月号」に発表した。同研究所は「香り豊かな療養環境が、
がんの治療に好影響を与える可能性がある」としている。 実験はヒノキやマツな
どに
含まれるα―ピネンを用いた。黒色腫細胞を移植したマウス10匹に、α―ピネンを
容器内で1日5時間、計6週間にわたってかがせて飼育したところ、香りをかがせ
ていないマウスと比較してがんの大きさが平均約40%抑制されたという。
47news
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