県産杉の間伐材素材にドレス 東みよしの加工会社提供

2012/1/13
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県産杉の間伐材を使ったドレスやニットウエアが14、15の両日、藍住町の
商業施設・ゆめタウン徳島にお目見えする。木の折り紙やブックカバーなどを手
掛ける東みよし町昼間の木材加工・販売会社「ビッグウィル」が製造した薄板を
服飾に応用したもので、県が同所で開く物産展「むらの宝を伝え隊」で展示され
る。

 展示されるのは、東京都のアパレル会社アーモンド・アイが、ビッグウィルに
素材提供を依頼して2010年に制作した8組のうちの2組。ドレスは、布で
裏打ちした薄板をイチゴなどの自然の染料で染めた後、裁断・縫製した。
ニットは、ラミネート加工した薄板を2ミリ幅に裁断し、結んで糸にしたものを
手編みした。ニットに合わせているスカートも間伐材で作っている。

物産展は、県が限界集落対策として進める「とくしま集落再生プロジェクト」の一
環。ドレスやニットの素材に使われている間伐材は全て県産で、限界集落の産物の
一つとして多くの人に知ってもらおうと、県がビッグウィルに出展を依頼した。

ビッグウィルの近藤清美社長(52)は「間伐材を有効活用すると、こんなに素晴
らしい製品ができるということを見てほしい」と話している。

徳島新聞


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