2011年9月14日
地域にある森を知り、森を感じてもらおうと、川崎市高津区内で活動する団体が連携し市民を招いてキャンプを開いた。虫とりやチャンバラ、エコキャンドル作りなど、それぞれの団体が得意分野で力を発揮。盛りだくさんな内容に、参加した親子はくたくたになるまで森を駆け回った。 (平木友見子)
キャンプはNPO法人高津総合型スポーツクラブSELFが主催。「たかつde森遊び! 親子デイキャンプ体験」と銘打ち、十日、同区市民健康の森で開かれ、地元の親子ら約三十人が参加した。「SELF」に協力したのは「区市民健康の森を育てる会」、「かわさきかえるプロジェクト」、NPO法人「防犯ネットワーク」の三団体。
参加者たちは、市民から回収した使用済みてんぷら油を原料にした燃料で走るエコバスで森に到着。竹を切って器と箸を作り、約八メートルの竹筒から流れる「流しそうめん」を味わったり、竹馬などで遊んだりして自然を満喫した。
森で大きなカエルを見つけた市立久本小二年の黒木仁君(7つ)は「おなかを触ったら気持ちよくてずっと観察していた」と満足げ。竹の刀でちゃんばら遊びをした同小二年の高橋脩介君(7つ)も「三刀流で戦って楽しかった」と笑顔で話した。
共催した区の担当者は「複数の団体が協力したキャンプは初めて。今後も持ち味を生かした連携で、いろいろな企画が生まれていけば」と話していた。
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