かがわ産業支援財団は19日、中小企業と農林漁業者を結び付けて地域活性化の取り組みを支援する「かがわ農商工連携ファンド」の本年度の支援対象事業に8件を認定した。各事業者は香川県内の農林水産物を活用した新商品の開発や販路開拓を進める。
同ファンドは、県や地元金融機関などが拠出した総額28億円の基金の運用益を助成に充てる制度で2009年に創設。助成期間は2年で、事業者は最大500万円まで助成を受けられる。3期目となる本年度は10件の申請があった。
認定事業のうち、ホットワークスタジオ(香川県高松市)と県森林組合連合会(同市)は、県産ヒノキの間伐材を集成加工し、組み合わせが自由な入れ子式家具を開発して全国展開を図る。アイガモ農法を実践する県合鴨水稲会(香川県綾川町)とスエヒロ銀波亭(香川県高松市)は、県産カモ肉の綾鴨の安定生産によるブランド化と綾鴨を使った加工食品の商品化を目指す。
同日、香川件県高松市林町のかがわ産業支援財団で認定書の授与式があり、中山貢理事長が事業者の代表者に認定書を手渡した。
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