2011/08/14
県内の間伐材などを木質系バイオマス資源として活用する仕組みを構築しようと、県と県立大学は24日、森林組合や民間企業などと共にシステムづくりの研究会を設立する。県立大の省エネルギー型微粉砕機を使い、間伐材などを粉末にし、バイオエタノールやプラスチック製造などに幅広く利用。集材方法も併せて確立し、県内林業の活性化につなげたい考えだ。
研究会には由利本荘市や本荘由利森林組合、木材関連企業、機械メーカーなど17団体が参加予定。集材方法や微粉砕技術、糖化発酵技術などの分野で実用化に向けた研究を進める。
県立大の小林淳一副学長=機械工学=らによると、粉砕機は筒(直径約67センチ、長さ6メートル)に内蔵された284枚の鋼製リングを回すことで、木材を直径0・03ミリに擦りつぶすことができる。
粉末はバイオエタノールや生分解性プラスチック、家畜飼料、人工木材などの原材料として利用可能。
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