全日空グループ、北海道・オホーツク紋別空港周辺でANAの森づくり活動

2011年6月27日
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 全日空(ANA)グループは、北海道・オホーツク紋別空港(紋別市)周辺で「私の青空 オホーツク紋別空港・とっかりの森」と題した森づくりを7月2日に実施する。カーボン・オフセットの仕組みを使い、「CO2を排出しない森づくり活動」として展開することが特長となるという。今後2年間にわたって活動を続け、今年は間伐と枝払いに取り組む。

 初日となる7月2日には、当日の間伐作業によって排出されるCO2をANAグループがカーボン・オフセットする。カーボン・オフセットとは、本来は別の場所での温暖化ガスの削減量を使って、ある場所での排出量を相殺する考え方のこと。ただし、今回は、もともとこの森で生成された排出枠を使う。

 活動の名称になっている「とっかりの森」の「とっかり」は、アイヌ語でアザラシを意味し、森林と海を関連付けて総合的に環境を守る「森里海(もりさとうみ)の連環」と呼ばれる考え方に基づいている。森林を整備することでアザラシが住む海の保全も目指していく。

 ANAグループは、就航している国内約50空港を対象に「私の青空 森づくり」と題して2004年度から10年計画で空港周辺の緑化・造林・育林を進めている。オホーツク紋別空港・とっかりの森の取り組みは、26空港34カ所目。北海道では千歳、函館、釧路、中標津に続き5カ所目となる。(日経BP環境経営フォーラム)

ECO JAPAN


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