環境対策や気候保護への取り組みなど環境持続可能性の観点からアジア圏22都市の都市を比較した環境サステナビリティ調査の結果、アジア22都市の中で最も環境にやさしい都市にシンガポールが決まった。
また、総合評価ではシンガポールだったものの、エネルギーとCO2のカテゴリーでは東京がトップになった。
これはシーメンスがエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(本社・英国)の協力を得て実施したもので、14日発表されたアジア・グリーンシティ・インデックスによると「東京はアジア初の温室効果ガス排出量取引制度を採用するなど、積極的な取り組みが高く評価された。また、東京は22都市の中で単位GDP当たりのエネルギー消費が最も低いことが分かった」としている。
このほか、横浜が大気環境のカテゴリーで上位に、大阪が輸送のカテゴリーでトップランクに入り、高い評価を受けた。
今回の評価は「エネルギー供給およびCO2」、「ビルおよび土地活用」、「輸送」、「ごみ処理」、「水」、「公衆衛生」、「大気環境」、「環境ガバナンス」の8つのカテゴリーから評価し、各都市を比較している。
総合評価で平均を大きく上回るのはシンガポールのみだったが、平均を上回った都市には大阪、東京、横浜のほか、香港、ソウル、台北があがっていた。