オリックス・ニチハ ボイラー燃料転換によるCO2削減を国内クレジット化

2011/02/14

オリックスは、窯業系外壁材を主体とした住宅建材メーカーのニチハ(愛知県名古屋市)及びグループ会社のニチハマテックス(愛知県名古屋市)と共同で、国内クレジット制度に基づき「高効率ガスボイラー導入による省エネ事業」を実施すると発表した。

本事業では、ニチハマテックスの習志野工場において、ボイラー燃料を灯油から高効率の都市ガスへ転換することで、CO2排出量削減によるクレジット創出を行う。3社共同で国内クレジット制度へ申請し、承認を受けた。ニチハは事業実施の5年間で、3,718tのCO2排出量削減を見込み、オリックスは本事業によって創出されるCO2 排出量削減分を国内クレジットとして、ニチハより取得する予定。事業期間は、2008~2012年の5年間。

国内クレジット制度は、京都議定書目標達成計画で規定されているもの。大企業からの技術・資金の提供によって中小企業が行った温室効果ガス排出削減量を認証し、自主行動計画や試行排出量取引スキームの目標達成などのために活用できる仕組みだ。オリックスは、2008年からさまざまな排出権クレジットの販売を始め、顧客の商品・サービスをカーボン・オフセット化する事業などを手掛けている。また、ニチハグループは、積極的な省エネの取り組みを推進し、今後は自社の窯業系建材をカーボン・オフセット商品として展開することも計画している。

環境ビジネス,jp


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