被災地にいかだ資材 鳥羽・ODAWA創林、カキ養殖支援

m2011年5月17日

 森林の間伐作業などを請け負う鳥羽市の企業「ODAWA創林」が16日、東日本大震災の津波でカキ養殖のいかだが壊れるなどの被害が出た宮城県東松島市へ、いかだを新調する際の資材にとヒノキの間伐材(長さ7・5メートル)を158本発送した。
 カキ養殖が盛んな鳥羽市の養殖業者は稚貝を宮城県内の業者から仕入れており、当地の復興の遅れは死活問題。小田和人社長(45)が「自分にできる支援は」と考え、間伐材の寄付を決めた。間伐材は知り合いの業者の厚意で大紀町内の山林から無料で調達。送り先の宮城県漁協鳴瀬支所の希望通りの長さにそろえ、樹皮もむいた。
 社員2人が同日、間伐材を積んだトラックで現地に向けて出発した。小田社長は「間伐材がカキ養殖の復興に少しでも役立てばうれしい」と話した。 (片山健生)

中日新聞


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