全国備長炭会議:備長炭で意見交換 大震災で植樹祭り中止--みなべ /和歌山

2011.03.15

5月に田辺市で開かれる全国植樹祭に伴うイベント「全国備長炭会議2011&備長炭・植樹祭りin紀州」(県、県木炭協同組合主催)が11日、みなべ町で開かれ、基調講演やパネルディスカッションなどがあった。

 会議には、県内に加え、大阪、兵庫、愛媛、高知、大分など全国の主な備長炭生産地の約100人が出席。谷田貝光克・東大名誉教授が「木炭・木酢液の機能とその利用」と題して基調講演し、備長炭が脱臭などに効果があることなどを、スライドを使って解説した。また、全国の生産者などが出席したパネルディスカッションは、各地域の製炭技術の現状や後継者不足問題、原木を後世に残して行くための森林の保護などについて意見交換をした。

 12日に予定していた植樹祭りは大震災の発生の影響で、備長炭の原木ウバメガシの植樹だけを行った。【山中尚登】

< 毎日jp 2011.03.15.>

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