2011.03.12.
南アルプス市が、地元産トマトに二酸化炭素(CO2)排出権を付加した「カーボン・オフセットトマト」を首都圏を中心に販売している。1個購入すると、成人1日分のCO2排出量が帳消しになる計算で、市は「南アルプス産のトマトをたくさん食べて、気軽に地球温暖化防止に貢献を」とPRしている。
カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動で排出が避けられないCO2を、自然エネルギー事業への投資などで相殺(オフセット)する仕組み。
同市は、高知県が間伐材燃料化事業で得たCO2排出権25トンを30万円で購入し、市内産トマトに5キログラム分ずつ付加。成人1人が1日に排出するCO2は5・67キログラムとされる。
昨年8月に環境省のモデル事業に採択され、先月下旬から同省基準の認証ラベル付きで販売。通常のカーボン・オフセット商品は排出権の購入費を価格に上乗せするが、今回はモデル事業のため価格転嫁はしていない。
1個125円。今月末までに県アンテナショップや首都圏のイベント会場などで5000個を売り切る予定。問い合わせは同市地球温暖化対策室(電話055・282・7409)。【曹美河】
<毎日jp 2011.03.12.>
タグ: カーボンオフセット, 二酸化炭素, 国内 :: IN JAPAN