間伐材を炭に再活用 – 東吉野に炭窯完成

2011年1月20日 

 スギやヒノキの間伐材利用の促進を目的にした炭窯が、東吉野村大豆生(まめお)の宿泊施設「ふるさと村」近くに完成した。

 県森林技術センターの西尾起一総括研究員(48)の指導で、村と大阪府堺市、企業・団体でつくる「山の学校協議会」や、村建築労働組合、村建設業協会がボランティアでつくった。

 昔ながらの土窯2基は横1.2メートル、奥行き2メートルの大きさ。原料となる間伐材を最高温度600度で5日間蒸し焼きし、5日間冷却すると、150キロの炭ができるという。

 炭窯は「ふるさと村活性化協議会」(松本芳尚会長)が、堺市の都市住民対象の炭作り体験の場として利用。完成した炭は観光客のバーベキュー用に活用していく予定だ。

 村役場は「荒れた山の間伐材をどうするかが課題。将来的には炭を販売していきたいが、使い道も気軽に提言してもらえれば」と話している。

 問い合わせは、村役場総務企画課、電話0746(42)0441。

<奈良新聞WEB 2011.1.20.>lll;


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