竹馬づくり:間伐の竹を活用、宇都宮の幼稚園で体験 /栃木

2011年1月21日

 鬼怒川河川敷で間伐した竹を活用した竹馬づくりの体験教室が20日、宇都宮市竹林町の陽の丘幼稚園で開かれた。園児の父母約40人が参加し、童心に帰って、汗を流した。

 同園が昨年始めた、古賀志山での植林活動など、園児や両親に自然に触れあう機会を設ける「子ども100年の森プロジェクト」の一環。子供への体験授業を企画する「とち木の会」の高橋璋暹(あきのり)さん(68)らが講師役を務めた。

 保護者たちは竹馬の他、短い竹にひもを通して乗って遊ぶ「ぽっくり」づくりに挑戦。のこぎりで竹を削るなど初めての体験に苦戦しながら、必死に取り組んでいた。参加者の白川由美子さん(43)は「思ったより難しかったが、懐かしく楽しめました」と笑顔。完成後、園児らは早速、「ぽっくり」に乗り、はしゃいでいた。

 高橋さんは「自分で作る難しさを分かってもらえた。その結果、物を大切にする気持ちが子供たちに伝わればうれしい」と話した。【松本晃】

<毎日新聞 2011.1.21.>
tl


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