2011年1月29日
特産のサンブスギの活用に取り組んでいる山武市は、間伐材などを再生利用したペレットを燃やすストーブを、中学校や市役所に設置している。ゆらゆらと揺れる炎が癒やし効果もあるとして好評だ。
サンブスギの間伐材や製材後の残材はこれまでは使い道がなかったが、同市は木質燃料として着目。2009年から県森林組合北総支所(東金市)に委託して、ペレット生産を始めた。
間伐材や残材を粉砕機で木くずにして圧縮、長さ1~2センチ、直径約6ミリのペレットにする。ストーブで燃やすと遠赤外線で体のしんから温まり、ほのかな木の香りがし、炎の癒やし効果もあるという。10年度から燃えやすい良質なペレットを生産できるようになった。
現在、ペレット専用のストーブは、09年度の校舎改修にあわせて導入した市立成東東中の各教室に計41台、さらに市役所と出張所などの公共施設に計4台が設置されている。市役所本庁舎では玄関ロビーに置かれ、寒い日が続くだけに、来庁者が手をかざして温まる光景も見られる。
ペレットストーブ1台は20万円台から購入でき、同市は工事費も含めて購入費の一部を補助する。同市は他の公共施設に設置することを検討している。
<asahi.com 2011.01.29.>
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