県産木材の間伐材で作った1万個のドミノ倒しイベント「ウッドミノ」が21日、高知市帯屋町の市中央公園周辺で行われた。4時間がかりで並べ、わずか2分間で倒れる“根気の芸術”に、大勢の見物客が集まった。
全国生涯学習フォーラム高知大会「まなびピア高知2010」のイベントの一つ。昨年9月から高知、高知女子、高知工科大学の学生らで実行委を組織し、識別番号入りのドミノには、県民、観光客からメッセージが書き込まれた。
この日は実行委の学生約30人に県内の学生ボランティア約100人が加わり、帯屋町筋商店街内から市中央公園まで200メートルにセット。午後3時過ぎ、尾崎知事らによってスタートすると、木の幹が成長する様子を表現しながら進み、最後は1本の木を描くデザインをほぼ完成させた。
一部倒れなかったが、実行委員長の高知女子大3年清遠梓さん(20)は「たった2分間に、木くずを浴びながらの間伐から始まった1年間が詰まっていた」と笑顔。ドミノに「ケーキ屋さんになりたい」と書いた同市南はりまや町、市立新堀小2年野島亜由美さん(8)は「大学生になったら私も挑戦したい」と目を輝かせた。
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