間伐材などを原料にした紙で折った「ヒコーキ大会」(佐賀県など主催)が13日、佐賀市の兵庫小であった。5歳から50代までの参加者約150人が折り紙ヒコーキ作りに挑戦、滞空時間を競った。
講師は、日本折り紙ヒコーキ協会会長で、室内滞空時間ギネス記録(27秒9)を持つ戸田拓夫さん。参加者は翼を折るときは強く折らずに指の腹などで柔らかく押さえることなど、ポイントを教わりながら「へそヒコーキ改良型」「スカイキング」の2種類を作った。
兵庫小4年の豊田隆太君(10)は「同じ幅に折るのが難しかったけど、ギネスを抜く記録を出したい」と意欲満々。競技では、10秒以上の滞空時間を記録する人もいて盛り上がった。
ヒコーキ大会は「九州森林(もり)の日」(11月第2日曜)の関連イベント。森林整備や地球温暖化防止のため、県などが普及を目指している間伐材を使った「木になる紙」を知ってもらおうと開いた。
<佐賀新聞(2010.11.16)>