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国連環境計画（ＵＮＥＰ）は２０日、生態系の価値をドルやユーロなどの貨幣に置き換えて示した「生態系と生物多様性の経済学（ＴＥＥＢ）」の最終報告書をまとめ、名古屋市での国連生物多様性条約第１０回締約国会議（ＣＯＰ１０）で発表した。森林の保護で、気候変動による損害を年３．７兆ドル防げるなどと試算した。
　報告書によると、森林破壊の速度を２０３０年までに半減させれば、そうしない場合に比べて全地球規模で１年当たりの温室効果ガス排出を相当削減でき、気候変動による損害を３．７兆ドル以上防止できるとした。
　また、世界の大陸棚の１．２％の部分を占めるサンゴ礁には海水魚の４分の１以上の種が生息し、人々の食料源・収入源になっているとして、最大で年１７２０億ドルの利得と推定。昆虫による受粉の経済価値は年１５３０億ユーロなどと試算した。
＜時事ドットコム（2010.10.20)＞

タグ: COP１０, TEEB, UNEP, 森林破壊, 生物多様性, 経済

この投稿は 2010年10月24日 日曜日 10:53 PM に ダンタイ :: GROUP, 海外 :: IN THE WORLD, 特集 / NEWS カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 コメントを残すか、ご自分のサイトからトラックバックすることができます。