木のぬくもり、観光に 大桑の木工品店【長野】

PK2014022402100164_size0大桑村に、木曽ヒノキの端材や間伐材などを使った木工品を販売する「木の店モクモクフレンズ」が開店してから一カ月半が過ぎた。代表の半場洋平さん(76)は「木のぬくもりを楽しんでもらいたい」と、観光シーズンに向けて店づくりを進めている。

村内の木工職人らが作ったおもちゃや箸、皿、いすなどを扱う。樹齢約三百年の天然の木曽ヒノキの切り株を輪切りにした台座や、木曽路を歩く観光客が休める足湯もある。

半場さんはこれまで、村の森林整備に携わり、切った木を有効活用する必要性を感じていた。「山の役に立つような店をつくりたい」と、道の駅近くの建物を買い取り、一月八日に店を開業した。

「店づくりはまだこれから」と半場さん。住民が絵や写真を展示できるパネルも設置する予定だ。建物内には利活用していない場所もあるため、店や工場を構える人を募っている。

午前十時ごろから午後四時ごろまで。当面は水曜か木曜のどちらかを休む。問い合わせは半場さん=電0264(55)3092=へ。

中日新聞