木質ペレット自動供給装置の運用始める 苫小牧のイワクラ

2012/11/9

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建築・家具用の木材を製造するイワクラ(苫小牧市晴海町)は、間伐材を再利用したバイオマス燃料「木質ペレット」の補給作業を効率化する自動供給装置の本格運用に乗り出した。同社が新冠町で運営するグループホームへの配送に使い、農家などほかの供給先でもこの装置を使った配送を目指す。

 圧縮空気の力で木質ペレットを飛ばし、ホースを使ってサイロ内部に送り込む仕組み。約1時間15分でタンク3基分(2.1トン)の木質ペレットを補給できる。ホースは20メートル先まで伸ばせるため、トラックが駐車できない狭い場所でも使うことができる。同社は昨年度までに、苫小牧市テクノセンターとの共同研究で試作品を開発し、その後は実用化に向けて改良を続けていた。

苫小牧民報社


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