丸太がツルに“変身” 天竜林業高でチェーンソーアートの実演講習会

2011年9月14日
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チェーンソーだけを使って木工作品を制作するチェーンソーアートの実演講習会が13日、浜松市天竜区二俣町の天竜林業高校で開かれた。
 日本で初めてチェーンソーアート競技大会を2001年に開いて「チェーンソーアート発祥の地」といわれる愛知県東栄町からプロとして活動する内藤済さんを講師に招き、同校森林科学科の3年生21人が内藤さんの実演を見学したり実際に制作を体験した。
 実演では高さ1メートル、直径30センチのスギ丸太からチェーンソーを巧みに操って30分ほどで1羽のツルを仕上げると、本物のような出来栄えに生徒から感嘆の声が上がった。続いて生徒らは内藤さんの指導でチェーンソーアートに挑戦、丸太からウサギを彫刻する制作体験に取り組んだ。
 内藤さんは「木を身近に感じてもらい、木の良さを伝えるのが目的」と話した。同校ではデザイン力や感性を育てる視点で芸術的なチェーンソーアートも授業で積極的に取り入れていくという。 (間渕文隆)


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