作品展:「見て知るエコ」 間伐材でアート 昭和記念公園で来月13日まで /東京

国営昭和記念公園(立川市、昭島市)で、剪定(せんてい)した樹木や間伐材を使った造形作品展「よみがえる樹々のいのち展」=草月会東京西支部(宮本治子支部長)など主催=が開かれている。

 総面積約180ヘクタールの昭和記念公園内に植えられたサワラなどの高木約1万9000本、ツバキやツツジなどの中低木約55万本から出る倒木や剪定などによる間伐量は年間約2300立方メートルにもなる。同公園はチップやたい肥などにリサイクル利用しているが、土に戻す前に、作品を制作して環境保護に役立ててもらおうと始めた展示会。今年で14回目となる。

 今回のテーマは「『作って知るエコ』から『見て知るエコ』」。ケヤキを使ったパンダや間伐した竹を利用した凱旋(がいせん)門など、同会会員258人の15作品と、職業能力開発総合大学校東京校や東京造形大学などの学生たちの作品6点が展示されている。

宮本支部長は「作品を触る・座る・くぐることができる。作品を見て大勢の人にエコの大切さを知ってもらいたい」と話している。

 11月13日まで。入園料大人400円、小中学生80円。問い合わせは昭和管理センター(042・528・1751)。【斉藤三奈子】
<毎日jp(2010.10.30)>


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