林業の就業者増につなげようと、高知県林業労働力確保支援センター(香美市土佐山田町)が「こうちフォレストスクール」を県内外で開いている。このほど香美市内で高知県での1回目が開催され、参加者13人がチェーンソーでの実習などに取り組んだ。
林業の基礎知識を学び、現場の体験談などに触れることで林業の魅力を知ってもらおうと、今年初めて企画。8、9月には東京と大阪でも開かれた。
10月21日、香美市土佐山田町の高知県森林研修センターで開かれたスクールには市内外から20~40代の男性を中心に高校生や女性も参加。林業の歴史や県内の現状、2018年4月、香美市に本格開講する高知県立林業大学校の制度などを学んだ。チェーンソーの実体験では「意外と簡単かも」などの声が上がっていた。
香美森林組合(香美市香北町)で働く林業従事者らとの座談会もあり、参加者たちは「楽しいこと、やりがいは?」「一日の仕事の流れは?」などと積極的に質問をしていた。
28日は四万十市で28日には、四万十市佐岡の中村市森林組合で午後1時半~4時半に開催する。対象は林業に関心がある高校生以上で男女は問わない。受講料は無料。事前申し込みが必要で、問い合わせは高知県林業労働力確保支援センター(0887・57・0366)へ。