那賀高に林業科新設 県教委、地元産業の人材を育成【徳島県】

280px-Naka_high_school徳島県教委は2016年4月、那賀高校(那賀町)に「林業科」を新たに設ける。那賀町の主要産業の林業分野で活躍できる人材を育て、地域活性化につなげるのが狙い。

林業科の定員は20人前後となる見通し。同校は現在、普通科のみで生徒数は210人。県教委は県議会6月定例会で新学科の設置に伴う予算を提案する。

国勢調査によると、那賀町の林業従事者は1960年の2682人をピークに減少を続け、2005年には139人まで落ち込んだ。町独自の集計では14年11月末時点で146人となっている。

坂口博文町長は「技術だけでなく経営感覚も身に付く教育を行い、町の林業を担う人材を輩出してもらいたい」と期待を寄せている。

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