迫力の間伐作業を体験/大野原小児童、森林学習【香川】

img_news香川県観音寺市大野原町の大野原小学校(石川徹校長)の5年生88人は28日、同校の校区会議や森林ボランティアのメンバーと、愛媛県境近くの学校林でヒノキの間伐作業を体験し、緑を守り育てる苦労を味わった。

五郷地区の学校林は1953年に設置。東京ドームの半分ほどの広さに、地区民と当時の五郷小児童がヒノキとスギを各3700本ずつ植林し、維持管理してきた。五郷小が大野原小と統合されたため、2008年からは環境学習の場として役立てている。

スクールバスと徒歩で学校から十数キロ離れた学校林に到着した児童たちは、地元のボランティアの指導を受けながら、間伐作業を体験。幹を切るタイミングに合わせ、木に掛けたロープを懸命に引いたり、チェーンソーで幹を輪切りにしたりして、大木から自然の力を感じ取っていた。宝田友太君(10)は「木を倒すのは迫力があって、いい香りもした」と話していた。

児童たちは切り出したヒノキを使って、教職員と一緒に校庭に置くベンチなどを作ることにしている。

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