日本トイザらス、高知の森でカーボン・オフセットを初めて実施

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CO2排出量削減に向けた取り組みを積極展開

玩具とベビー用品の国内最大級の総合専門店である日本トイザらス株式会社(本社:神奈川県川崎市、以下:日本トイザらス)は、2014年9月1日(月)に、高知県と「オフセット・クレジット(J-VER)」に関する売買契約を締結し、「トイザらス・ベビーザらス 高知店」(高知県高知市)で排出した二酸化炭素(CO2)の一部をオフセット(相殺)いたしました。なお、日本トイザらスのJ-VER制度の活用ならびに高知県との契約締結は今回が初めてとなります。

J-VERは、環境省が2008年に創設した制度で、主に、国内で実施される適切な森林管理による森林吸収型と非化石燃料使用による排出削減型があり、これらにより実現された削減・吸収量を排出権クレジットとして認証し、クレジットを市場に流通売買させることで、温室効果ガスの削減を自主的に目指す企業などの取り組みに活用されます。

このたび、日本トイザらスが高知県と実施したカーボン・オフセットは、今年6月に、「トイザらス・ベビーザらス 高知店」の空調機器の入替工事を行なった際に発生したCO2排出量全約6トンを、高知県が保有する森林関連プロジェクトにより創出したクレジットと埋め合わせすることで、CO2排出量を実質ゼロ化するものです。利用するクレジットは、全国一の森林率を誇る高知県の森林整備(間伐等)により増大したCO2吸収量をクレジット化した「森林吸収クレジット」と、森林整備後に山に捨てられる枝葉や根株を木質バイオマスとしてボイラー燃料にすることにより実現化した「排出削減クレジット」の2種類で、高知県において両クレジットを併せたCO2排出量取引は当社が初の事例となりました。

日本トイザらスでは、CO2排出量削減による地球温暖化防止に向けた様々な取り組みを推進しております。全国のトイザらス、ベビーザらス店舗の電気や空調を川崎本社で一元管理することで、不要な消費エネルギーの排出を抑制するほか、新店舗や一部の既存店舗でのLED照明や焼却時に有害物質を排出しないリノリウム床材の採用、店内の空調温度のコントロール、老巧化した空調機器から高効率な空調機器への入替などを積極的に実施しております。さらに、本社および店舗では、環境省主催の「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」やWWF主催「アースアワー」などの地球温暖化防止を目的とする各種イベントにも参加しています。

また、この他にも、環境保全活動の一環として、以下の活動にも取り組んでいます。

・ トイザらス、ベビーザらス店舗では、レジ袋を不要とされるお客様に割引サービスを実施し、これまでに累計1000万枚以上のレジ袋の削減を実現しています。

・ 今年初めに、消費者と小売、メーカーが連携するリサイクルプロジェクト「第3回 PLA-PLUSプロジェクト」に参加し、一部店舗を対象に、使われなくなったプラスチック製品を回収し、リサイクルに繋げました。

・ トイザらスの一部店舗において、日本おもちゃ病院協会所属のドクターが、お客様の大切なおもちゃを診察・修理する「おもちゃ病院」を定期開催しています。2002年よりスタートし、年間約1,000名を超えるお客様にご利用いただいております。今年7月からは、更なるお客様のご要望にお応えするため、実施店舗を11店舗から22店舗に拡大し、壊れてしまったおもちゃを破棄するのではなく修理して長くお使いいただくことで、子どもたちに「ものを大事にする心」をお伝えします。

・ 本社、物流センターおよび店舗において、ペットボトルのキャップを回収し、リサイクルした売却益で世界中の子どもたちにワクチンをお届けしています。2010年11月からこれまでに、約590人分のワクチンに相当する38万個超のキャップを回収しています。

今回の発表にともない、日本トイザらス株式会社広報・CSR室長のサラ・タップは次のように述べています。「当社はグローバルな玩具とベビー用品のリーディングカンパニーとして、健全な地球環境を次世代に引き継ぐために、環境保全に積極的に取り組みます。このたび、高知県様とカーボン・オフセットを実現できたことを大変嬉しく思います。今後も、継続して環境保護運動をサポートするとともに、CO2削減に向けて努めてまいります」。

msn産経ニュース