間伐材の加工を体験 穴吹中生が林業学習会【徳島】

200_DuullII4美馬市穴吹町の穴吹中学校で19日、林業学習会があり、2年生28人が間伐用重機の操作や木材加工を体験した。

学校に隣接する空き地に重機などを持ち込み、林業関係者でつくる穴吹木生会の会員や、同市木屋平で林業を営む第三セクター・ウッドピアの従業員らが指導。生徒は「プロセッサー」と呼ばれる重機に乗り込み、実際に丸太を切ったり動かしたりした。

また、間伐材をのこぎりで輪切りにして、オリジナルのコースターや鍋敷きなども作った。教室では、穴吹木生会会員が穴吹町の林業の歴史や間伐の意義、伐採の仕方などを講義した。

重機を操作した榎丸雅望君(14)は「だいたい思い通りに切ることができた。間伐は大変だけど大切な仕事で、やりがいがあると感じた」と話した。地場産業の将来の担い手育成につなげようと、穴吹木生会などが登校日に合わせて催した。

【写真説明】のこぎりでコースターなどを作る生徒ら=美馬市の穴吹中学校隣の空き地

徳島新聞Web