地元の林業の仕事、滋賀・多賀中の生徒体験【滋賀】

20140708111807makiwari山林面積が町の9割を占め主産業として栄えた滋賀県多賀町の林業を学ぼうと、多賀中の2年生5人が2日から1週間の日程で、多賀町藤瀬の高取山ふれあい公園で林業の仕事体験を行っている。間伐材やおがくずの加工を通じ、森林保全に向けた取り組みを学んでいる。

2年生66人が、職場体験で町立図書館など町内の17事業所を訪問しており、うち5人が約820ヘクタールを管理する大滝山林組合を訪れた。

5人は、山の荒れや土砂崩れを防止するための間伐などの説明を受け、間伐材加工に取り組んだ。おので細かく割ったスギ間伐材を飯ごう炊さん用のまきにまとめたり、窯から木炭を取り出す作業を手伝った。

おがくずを固めて燃料にする木質ペレット作りでは、無駄のない木材の活用に驚いていた。深田悠斗君(13)は「想像以上に幅広い加工で木を生かしていることが分かった」と話していた。

京都新聞