福島県の喜多方と西会津、三島の3市町で行う森をテーマにしたアート体験事業「森のはこ舟アートプロジェクト」の実行委員会は21日、会津若松市の県立博物館でフォーラム「いま、森とアートを語る」を開いた。プロジェクトがスタートした。
市民ら約150人が参加。実行委員長の赤坂憲雄県立博物館長と福島市の詩人和合亮一さん、中村桂子JT生命誌研究館長が、「森林文化再生と未来」をテーマに考えを披露した。協力する芸術家も森への思いを語り、参加者はプロジェクトに理解を深めていた。
体験イベントの第一弾は28、29の両日、西会津町でワークショップを開く。2日間かけ草花を摘み服に飾り、森の恵みを体感する。参加無料(宿泊費や食費は別途必要)。25日まで申し込みを受け付ける。
県と、3市町の関係者で構成する実行委員会の主催で、県が平成24年度から展開している「福島芸術計画」の一環。劇作家平田オリザさんら12人の芸術家が協力し、伊藤達矢東京芸術大助教(西会津町出身)がディレクターを務める。
今後はワークショップのほか、赤坂館長によるフォーラムなどを開く方針。第1弾ワークショップの申し込み、問い合わせは西会津町振興公社 電話0241(45)2025へ。
( 2014/06/22 10:03 カテゴリー:主要 )