被災地の復興を願って、全国の子どもたちがどんぐりから育ててきた苗が岩手県山田町の森林に植えられました。
この取り組みは森造りを進めている東京のNPOの呼びかけで行われ、2年前から山田町などの被災地で拾ったどんぐりを全国の保育園や幼稚園で育てています。
このうち震災の翌年に集め、全国45の保育園や幼稚園で育てられてきた苗が大きくなったことから、22日、山田町で、地元の園児と共に福岡や大阪の保育園の職員が出席して植樹式が行われました。会場には全国で育てられてきたコナラやミズナラの苗110本が並べられ、地元の園児たちがシャベルで穴を掘って青々とした葉をつけた苗を植えていきました。
主催したNPO法人「子どもの森づくり推進ネットワーク」の清水英二代表理事は「被災地と全国のきずなを深めるために今後もこの活動を続けていきたい」と話していました。
どんぐりから育てた苗は去年集めた分も全国で育てられていて、町では森林で苗を育てながら、活用方法を考えたいとしています。