洞爺湖町月浦にある月浦森林自然公園で9日、「春の自然観察会」が開かれた。洞爺湖に面した約7万6千平方メートルの中に森や小川、池などがあり、参加した約50人が公園散策を楽しみ、たくさんの動植物に触れた。
町と町民サークル「活(い)き活き教室」、NPO法人森・水・人ネットが主催。同公園の多彩な樹木、野草、小動物、昆虫などを観察する自然体験会として昨年からスタートし、今回は春季会。参加者は同ネットの木村益巳代表の道案内で、春の色合いを増した遊歩道を歩いた。
起伏に富んだ道沿いにはカタクリやエゾエンゴサク、ニリンソウ、ヤマシャクヤクなどの野草が生え、木村代表が観察方法などを説明。植物好きの女性たちは野に咲くかれんな姿を目に留め、春の芽吹きに心を躍らせていた。
同公園はオートキャンプ場「グリーンステイ洞爺湖」近く。駐車場、休憩所、トイレがあり、四季折々の自然散策が楽しめる。
問い合わせは町観光振興課(電話0142・75局4400番)、グリーンステイ洞爺湖(同75局3377番)へ。
(伊藤教雄)
【写真=木村代表と一緒にヤマシャクヤクを観察する参加者】