兵庫県姫路市夢前町生まれの木工家、野間清仁さん(53)=岡山県美作市=の個展が、姫路市三左衛門堀西の町、ルネッサンス・スクエアで開かれている。木の特性や風合いを生かした家具、茶筒など約130点を出品している。
野間さんは姫路の木工所で別注家具の職人として修業を積み、94年、美作市で創作家具工房を開いた。
「木と相談し、魅力を最大限に引き出すのが木工家の務め」と野間さん。今回はケヤキ、ヤマブドウなど約20種の木を使ったという。木目や節、クセを見極め、手仕事によって完成させたベンチなどの作品が並ぶ。
黒柿の茶筒は、木肌に墨跡のような模様が映える。のみ跡を残して味わいを出した盆などもある。
27日まで。水曜休館。ルネッサンス・スクエアTEL079・224・8772