徳島県内の木材加工業者など5社・団体は28日、東京都内の東京ビッグサイトで始まった全国最大規模の住宅資材展示会「住まいの耐震博覧会」に出展した。首都圏で県産スギの販路拡大を図る。30日まで。
県が会場内に設けた「徳島ブース」に、県木材協同組合連合会、西徳木材(三好市)、アルボ木材工業(阿南市)、吉野川流域林業活性化センター(三好市)、つちかべ花店(海陽町)が出品。県内で生産量が多い壁材や床材のほか、化粧材のサンプルなどをハウスメーカーの担当者らに売り込んだ。
県は、本州四国連絡道の全国共通料金制度導入や2020年の東京五輪開催をビジネスチャンスと捉え、首都圏で県産材の販売増加を狙う。
耐震博覧会は、住宅用木材販売大手のナイスが主催。木材や設備機器などのメーカー約120社が出展し、3日間で6万人の来場者を見込んでいる。
【写真説明】県産スギの商品サンプルを手に取る来場者=東京ビッグサイト(県提供)