北海道の苫小牧地区技能士協会主催の第34回技能祭が2日、苫小牧市新開町の苫小牧地域職業訓練センターと道立苫小牧高等技術専門学院を会場に開かれた。
会場には、ものづくり体験や技能士の技が詰まった作品の展示コーナー、野菜やパン、陶洋窯などの販売ブースが並び、大勢の来場者でにぎわった。
ものづくりコーナーでは、建築大工や板金などの技能士たちのアドバイスを受けながら、来場者らが匠(たくみ)の技に挑戦。木を切ったり、削ったりと、慣れない作業に悪戦苦闘しながらも木工作品の制作を楽しむ親子の姿が見られた。
また、塗装やタイルアート、竹細工の体験コーナーや、ロボットの展示コーナーなども人気を集めた。訪れた市民が実際の作業を体験しつつ、暮らしを支える技能の世界に理解を深めていた。