木のぬくもりを感じてもらおうと、福山市の組み木愛好家らでつくる「木楽会」(佐野節雄代表)は3日、多彩な木のおもちゃに触れたり、木工体験ができるイベント「木に学ぶ・木で創る・木で遊ぶ」を福山市霞町、まなびの館ローズコムで3日間の日程で始めた。
会場には、木のパーツを組み合わせてさまざまな動物や自動車、ひな人形などを表現した会員45人の組み木約300点がずらり。いずれも柔らかいラインと木肌を持ち、色彩豊かに仕上げている。
ウメやカシの原木を彫刻刀で削ってスプーンに仕立てたり、電動糸のこを使ってひな人形の組み木を作るなど6種類の体験コーナーも設置。会員の手ほどきを受けながら、市民らが思い思いの作品作りを楽しんでいた。
4日は展示や体験コーナーに加え、木に触れることで子どもの豊かな心を育む「木育」についての講演会がある。