青森県弘前市沢田地区で、リンゴなどの木を使ったミニ炭俵が、農家女性の手で一つずつ手作りされている。
冬場の農閑期の仕事として約20年前から行われている。現在はJA相馬村いなほ会所属の70~80代の農家女性5人が制作。雪の重みで折れたリンゴやナラの木を近くの畑や山から拾い集めて炭にし、カヤを編んで巻き、炭俵にしている。脱臭や除湿効果があるという。
「カヤは昔ながらの方法で編んでいる。休み休み楽しみながら作っている」と同会の大沢ハキ会長。3月上旬頃までに約700個を作る予定。
弘前市湯口のJA相馬村直売所「林檎(りんご)の森」や同市亀甲町の観光施設「津軽藩ねぷた村」で購入できる。大700円、小500円。