林業活性化へ理解深める【愛知】

news0_52e78c45a099e愛知県の新城森林組合による先進的林業機械緊急実証・普及事業現地検討会は28日、新城市愛郷猪藪地内で行われ、県・市の行政関係者や山林所有者、機械メーカーなど110人が参加した。

先進的機械の導入により、同地域の林業活性化を目指す同会では、昨年12月から、従来よりも軽い繊維ロープを使用した主索ウインチ付スイングヤーダを導入し、多くの問題を抱える現行システムの課題改善に取り組んでいる。

この日の現地検討会では、機械のデモンストレーションを行い、魚骨状間伐ができる4ドラム構造を説明。高密路網開設コスト削減や作業効率の向上、木材を傷つけずに運べて労働災害防止にもつながるなど、導入の利点を説明した。

また、森林環境や林内土壌への影響を減らし、木材の安定供給も可能となる。

最後は、質疑応答で参加者らと活発な意見交換を行い、今後の林業活性化へ

相互理解を深めた。

東日新聞