四国銀行(本店・高知市)は、二酸化炭素(CO2)の削減に協力できる「カーボン・オフセット贈答品付き定期預金」の取り扱いを始めた。金利の優遇措置はないが、同行が高知県の森林整備事業などに約50万円を拠出し、25トンのCO2削減につなげる。
個人や企業が自らの努力で排出量を減らせないCO2について、県有林の整備など別のCO2削減事業に資金面で協力することにより、排出量の一部を相殺する県の制度を利用した。
1口100万円で来年7月7日まで募集。預金者は1口当たり5キロ分の排出量を帳消しにできるとし、5000口計50億円に達した時点で締め切る。預金者には県産間伐材で作ったフォトフレームかマグネットのセットをプレゼントする。
日常生活で1人が1日に排出するCO2は約6キロとされ、野村直史頭取は「預金することで森林整備に貢献できる。何よりもカーボン・オフセットという制度を知ってもらうきっかけになれば」と話している。
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