福岡県うきは市で、100%木造の小学校体育館の建設が進んでいる。基幹産業の一つである林業振興を図るとともに、より良い教育環境実現を目指す。木材を活用して学校体育館を建てる場合、鉄筋コンクリートなどを併用することが多く、純木造建築は珍しいという。
建設が進められているのは、市立山春小学校の体育館。床面積約700平方メートル、高さ12.9メートルで、来春完成する予定だ。地元産のスギの無垢材などが使われており、高木典雄市長は「木材の積極利用は循環型社会実現にも役立つ。健康的で温かみもあり人にも優しい」と話す。市は第二弾として、100%木造の市営住宅建設にも乗り出している。