本年度の久慈地方育樹祭は29日、野田村の村有林間明(まみょう)事業区で行われ、久慈管内4市町村の行政や林業関係者らが森林の整備に汗を流した。
約50人が、0・6ヘクタールのスギ林で「下刈り」作業に取り組んだ。参加者は鎌を持ち、木々の間の雑草を丁寧に刈り取った。
このほか、野田小4年生26人も参加。県北広域振興局職員から松の種類や森の働きについて学んだ後、木の低い位置の枝をのこぎりで切る「枝払い」に挑戦した。児童は「森は地球に役立っていることが分かった。のこぎりで手を切るかと思ったけれど、やってみると面白かった」と笑顔を見せた。
【写真=のこぎりを手に、枝払いに挑戦する野田小児童たち】