東海ゴム工業は25日、三重県松阪市の「東海ゴム松阪の森」での環境保全活動で、三重県から森林CO2吸収量認証書を20日に交付されたと発表した。
同社は2010年8月、三重県「企業の森」事業に賛同し、三重県と松阪市、地元の同市勢津町との間で5年間にわたる森林保全契約を結んだ。勢津町から預かった人工林(30ha)を「東海ゴム松阪の森」と名付け、地元の松阪飯南森林組合に委託して間伐などの整備を行っている。
整備面積や樹齢、樹種などからCO2吸収量を算出する仕組みで、今回は、2012年度に整備した4・25haが対象。43・5トンのCO2を吸収したと認定され、鈴木英敬知事から松阪製作所の鈴木隆・地域環境課長に認証書が手渡された。
同社は毎年2回、従業員らが参加して、「東海ゴム松阪の森」で間伐作業などを通じた地元の人々との交流を行っている。従業員ら約50人は認証書が交付された20日にも、あいにくの雨の中、県や市の職員、地元・勢津町の人々、松阪飯南森林組合員と活動に励んだ。
同社グループは、社会・地球の調和のとれた持続可能な発展に寄与するため、「英知を結集した企業活動を通じて社会に貢献する」との基本理念を定めている。今後も環境への意識を絶やすことなく、地域の人々の協力を得ながら、自然保護活動に取り組んで行く方針。